「ご進撃が早すぎます。いま半刻、桃配山に……」 「それが出来なくなった」 二郎三郎は、あくまで家康として云った。忠勝の顔色が変った。 「南宮山の毛利が……!」 「毛利ではない。わしだ」 二郎三郎は忠勝に近々と顔を寄せた。 「判らぬか。わしが死んだ」 …
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