おすすめ読書・書評・感想・ブックレビューブログ

年間100冊前後の読書を楽しんでいます。推理小説・恋愛小説・歴史小説・ビジネス書・ラノベなんでもあり。

歌野晶午

『家守』歌野晶午

歌野晶午『家守』を読みました。 改めて書く必要もないかもしれませんが、歌野晶午といえば第57回日本推理作家協会賞と第4回本格ミステリ大賞をW受賞した『葉桜の季節に君を想うということ』や、二度目の本格ミステリ大賞に輝いた『密室殺人ゲーム』シリーズ…

『春から夏、やがて冬』歌野晶午

私はわかった。二人は今も私の家族であり、私の一番大切なものなのだ。しかし、二人は今も私の家族でありながら、私のそばにはいない。この世のどこにも存在しない。 歌野晶午『春から夏、やがて冬』を読みました。 単行本の発行が2011年10月。 『葉桜の季節…

『絶望ノート』歌野晶午

オイネプギプト様、是永雄一郎を殺してください。 最近妙に『密室殺人ゲーム』の記事へのアクセスが増えていたりするのですが、何かあったのでしょうか? 特に心当たりはないのですが。 linus.hatenablog.jp linus.hatenablog.jp linus.hatenablog.jp ……だか…

『密室殺人ゲーム・マニアックス』歌野晶午

「ただし、ここにいる四人は真相解明を放棄したわけだけど、そっちいるおたくたちは意思表示をしていませんよね。ワタクシのアリバイ崩しに興味がありますか? 傍観するだけでは物足りませんか? それではどうぞ、かかってらっしゃい。」 第10回本格ミステリ…

『密室殺人ゲーム2.0』歌野晶午

あのさ、オレ様は殺しただけなの。検屍はしていないから、死因なんてわからねーよ。いちおう殺害方法を説明しておくと、最初に後頭部をガツンガツンと何回か殴って、やつはそれで床に倒れて動かなくなったんだけど、念のため胸を数回刺した。頭と心臓、どっ…

『密室殺人ゲーム王手飛車取り』歌野晶午

〈しかし、このゲームは僕ら五人が謎解きを楽しむためのものであり、世間に対して何かをしようとしているのではない〉 今回読んだのは歌野晶午の『密室殺人ゲーム王手飛車取り』。 歌野晶午と言えばなんといっても『葉桜の季節に君を想うということ』が代表…