おすすめ読書・書評・感想・ブックレビューブログ

年間100冊前後の読書を楽しんでいます。推理小説・恋愛小説・歴史小説・ビジネス書・ラノベなんでもあり。

推理小説

『去年の冬、きみと別れ』中村文則

あなたが殺したのは間違いない。……そうですね?」 まもなく劇場公開を控えている中村文則『去年の冬、きみと別れ』を読みました。 wwws.warnerbros.co.jp 主演のEXILEの岩田剛典をはじめ、山本美月、斎藤工、浅見れいな、土村芳、北村一輝らが出演することで…

『夏と花火と私の死体』乙一

「弥生はなにも悪いことなんかしてないんだろ、だから泣くのはやめなよ」 『GOTH』以来の乙一です。 厳密には別名義である中田永一の『百瀬、こっちを向いて。』は読んでいましたが。 百瀬、こっちを向いて。 (祥伝社文庫) posted with ヨメレバ 中田 永一 …

『鉄鼠の檻』京極夏彦

この世には――不思議なものなど何一つないのだよ。 本書『鉄鼠の檻』は『姑獲鳥の夏』から始まる百鬼夜行シリーズ第四弾にしてなんと1359ページにも及ぶ分厚い本しても知られています。ちなみに一番分厚いのは第五弾となる『絡新婦の理』の1389ページ。発売当…

『お任せ!数学屋さん』向井湘吾

「将来の夢は、数学で世界を救うことです」 『お任せ!数学屋さん』は第2回ポプラ者小説新人賞受賞作。 完結まで全3作が発行される人気シリーズだったようです。 あらすじ 数学が苦手な中学二年生の遥の前に、転校生・宙がやってくる。 彼の将来の夢というの…

『封印再度』森博嗣

「赤ちゃんができたらどうする?」 ↑こんな引用でごめんなさい。 森博嗣『封印再度』。 この作品には語るべき点が沢山あります。 特に有名なのはタイトルのダブルミーニング。「封印再度」と「Who inside」。 これだけでぞくぞくっとしてしまいます。 50年前…

『屋根裏の散歩者』江戸川乱歩

「君も知っている通り、僕の興味はただ『真実を知る』という点にあるので、それ以上のことは、実はどうでもいいのだ。」 名作中の名作『屋根裏の散歩者』 乱歩の推理小説といえばご存じ名探偵明智小五郎の登場。 『怪人二十面相』『少年探偵団』にも登場して…

『クドリャフカの順番』米澤穂信

「データベースは結論を出せない」 まぁ、古典部シリーズから抜粋するとすれば↑か「私、気になります」のどちらかで決まってますよね。 アニメ化もされた古典部(氷菓)シリーズ第三作目『クドリャフカの順番』 米澤穂信との出会いは『インシテミル』でした…

『怪人二十面相』江戸川乱歩

「モジャモジャみだれた頭髪、するどい目、どちらかといえば青白い引きしまった顔、高い鼻、ひげはなくて、キッと力のこもったくちびる」 え? これって明智小五郎っていうより金田一耕助じゃないですか? なんて思ってしまうのは『金田一少年の事件簿』世代…

『カクレカラクリ』森博嗣

「やっぱり、冒険よね、人生に必要なものは。」 120年後に作動するという絡繰りを探るという謎に対し、旧家ご令嬢二人と理系男子二人が挑む。 簡単に言うと『カクレカラクリ』はこんな感じ。 元々デビュー作である『すべてがFになる』を読んで以来、僕には一…