おすすめ読書・書評・感想・ブックレビューブログ

年間100冊前後の読書を楽しんでいます。推理小説・恋愛小説・歴史小説・ビジネス書・ラノベなんでもあり。

ビジネス書

『小さな会社★儲けのルール』竹田洋一・栢野克己

なにはともあれエンドユーザーにできるだけ近づき、接近戦を目ざそう。 しばらくぶりですが、今回読んだのは『小さな会社★儲けのルール』。 以前読んだ『小さな会社の稼ぐ技術』と同様、栢野克己氏の著書であり、中小零細企業がとるべきランチェスター戦略を…

『小さな会社の稼ぐ技術』栢野克己

「うちは何でもやってるのに、なぜうまくいかないのか?」 「それは何でもやっているからです(笑)」 だいぶしばらくぶりの更新になってしまいました。 読書を辞めたわけではないんです。 実は以前予告していた通り、吉川英治『新・平家物語』を読んでいる…

『同族経営は、なぜ3代で潰れるのか?』武井一喜

「売り家と唐様で書く三代目」 ……ご無沙汰しています。 最近、めっきり読書から離れがちな日々が続いています。 仕事だったり、仕事に関わる勉強だったり、前回のブログでも挙げたスマホゲームだったり、理由は色々と挙げられるんですが、なんだか本を読んで…

『脱・家族経営の心得―名古屋名物「みそかつ矢場とん」素人女将に学ぶ』藤沢久美

経営者を決めるとき 大切なのは、その人の能力よりも、経営者になる覚悟の有無です。 歴史小説を……と言いつつ、今度もまた180度違った本を読みました。 その名も『脱・家族経営の心得―名古屋名物「みそかつ矢場とん」素人女将に学ぶ』。 書名そのものですね…

『小さな建設業の脱!どんぶり勘定』服部正雄

会社は、赤字では倒産しません。お金が不足したときに倒産するのです。 服部正雄著『小さな建設業の脱!どんぶり勘定』。 アマゾンの中小企業経営部門においてランクインしていた事から、最近続いている事業承継・企業再生に関連するものとしてチョイスした本…

『会社再生ガール』田中伸治

私の代で、こんな、こんな……もしあの宿がこのまま潰れてしまうようなことがあれば…… 先日読んだ『2代目はどこで失敗するか』の時にも書きましたが、最近はちょっと“事業承継”や中小零細企業に向けた“事業再生”的なものに興味を持って色々と勉強したりしてい…

『2代目はどこで失敗するか』高橋幹

別に2代目を嫌う必要はないのです。2代目でござる、2代目は楽でござる、2代目は裕福でござる、それでいいじゃないかと思っています。 久しぶりのビジネス書です。 昨今、巷で話題となっているのが事業承継。 特に中小企業においては跡継ぎがおらず、後継者不…

『町工場の娘』諏訪貴子

「会社は大丈夫だから!」 思わず、そう叫んだ。 父は私の目を見つめたままの姿勢で息を引き取った。64歳だった。 お盆を挟みすっかりご無沙汰していましたが、しばらくぶりの更新です。 読んだ本は『町工場の娘』。 昨年NHKでドラマ化された話題の女性社長…

『楽天流』三木谷浩史

インターネット・ショッピングモール(ネット上の仮想商店街)「楽天市場」を立ち上げてまもなく、僕らは出店者にそれぞれの店舗サイトを自由にカスタマイズできる機能を提供した。そうすることで、出店者は各々の目的に合わせて、自分なりの方法でサイトを…

『成功の法則』三木谷浩史

夢と現実は違うなどという皮肉に、惑わされてはいけない。それは、夢を現実に変える努力を怠った人間の、悔し紛れの言い訳に過ぎない。 『成功のコンセプト』に続き、2冊の楽天本・三木谷本です。 linus.hatenablog.jp 『成功のコンセプト』と本書『成功の法…

『成功のコンセプト』三木谷浩史

僕はこの年、1997年に、楽天市場を開設した。 本書『成功のコンセプト』は今や東証一部上場企業となった巨大IT企業の創業者であり現役社長、三木谷浩史の作品。 書かれたのは2007年。 楽天市場を開設してちょうど十年後。 今から遡る事十年以上前の作品です…

『勝つ工場』後藤康治

日本生産のう競争力回復、すなわち「日本のモノづくり復活」である。在庫、設備投資、人員の三つの過剰をそぎ落とした日本の工場は確実に復活を遂げている。さらに日本企業の競争力を支える製品開発と生産のふたつの技術、知的財産を守る動きが生産拠点の日…

『伝えることから始めよう』高田明

「伝える」と「伝わる」は違うんです。お客さまに、伝わるべきことがしっかり伝わっていなければ、お客さまの心は動かないと思います。 高田明――名前を聞いただけでピンと来る方は少ないと思います。ですが「ジャパネットタカタの高田社長」と言えばおわかり…

『USJを劇的に変えた、たった1つの考え方』森岡毅

USJは「マーケティング」を重視する企業になって劇的に変わったのです。 一時は破綻寸前まで追い込まれたUSJことユニバーサル・スタジオ・ジャパン。 現在では東京ディズニーリゾートと人気を二分する程のV時回復を遂げましたが、その立役者と言われるのが著…

『ワーク・シフト』リンダ・グラットン

産業革命のときと同様、新しいエネルギーが変化を突き動かしている。今回は、コンピュータのデータ処理能力が新しい「エネルギー」だ。 さて、本書『ワーク・シフト』は以前ご紹介した『ライフ・シフト』の姉妹版とも呼べるリンダ・グラットンの著書。 linu…

『ライフシフト 100年時代の人生戦略』リンダ・グラットン、アンドリュー・スコット

2007年に日本で生まれた子どもの半分は、107年以上生きることが予想される。いまこの文章を読んでいる50歳未満の日本人は、100年以上生きる時代、すなわち100年ライフを過ごすつもりでいたほうがいい。 「100年人生」という流行語まで生み、数々の著名人を巻…

『究極のV字回復シナリオ どこまで墜ちた企業を救えるのか』柴田昌治・大川康治

「変革拒絶体質を温存しているそれらの企業は、潜在的な「破綻懸念先企業」なのである」 『究極のV字回復シナリオ』はバス事業を主軸とする地方の名門企業を舞台にした再生物語。 いわば小説仕立て、ドラマ仕立てのビジネス書とでも言うべきか。 こういう本…

『ライフハックス』佐々木正悟

「人間の脳には、特定の何かに注意を向けたとき、その後0.5秒間、他のことが認知できなくなるという特性がある」 “ライフハック”という言葉を知ったのはいつの事だったか。 いずれにせよ関連するハック本を読み進めた事は、ビジネスマンとしての僕の地力を底…

『トヨタのできる人の仕事ぶり』石井住枝

「君たちが変われないのはしかたがない。 しかし、せめて変わろうとしているスタッフの邪魔だけはしないでくれ」 『トヨタのできる人の仕事ぶり』は17年間トヨタで役員秘書をやっていたという著者が、「できる人」には共通点がある事に気づき、その共通する…