おすすめ読書・書評・感想・ブックレビューブログ

年間100冊前後の読書を楽しんでいます。推理小説・恋愛小説・歴史小説・ビジネス書・ラノベなんでもあり。

恩田陸

『チョコレートコスモス』恩田陸

本当に、役者という商売は面白い。舞台は面白い。同じホンでも、やる人間でこんなに違ってきてしまう。 興奮冷めやらぬまま、キーボードを叩いています。 さて、この感動をどう記したら良いものか。 今回読んだのは『チョコレートコスモス』。 第156回直木三…

『ドミノ』恩田陸

その姿を見送っていると、また小さく空に先行が走った。ゴロゴロという地鳴りのような遠雷のいる場所を見つけようとするかのように、和美は腕組みにして外に鋭い視線を投げた。 恩田陸の作中に「遠雷」なんて言葉を見つけるとそれだけでドキッとしてしまいま…

『蜜蜂と遠雷』恩田陸

世界はこんなにも音楽で溢れているのに 本作『蜜蜂と遠雷』の主人公の一人、栄伝亜夜の台詞です。実はこの言葉、だいぶ序盤で出てきます。単行本39ページ。栄伝亜夜の登場直後の事です。 読書ノートに書き取るために貼っていた付箋を読後見返して、初めて気…

『六番目の小夜子』恩田陸

ずば抜けて美しいということは、権力を持つということだった。彼女が自分で何もしなくとも、さまざまなモノが彼女の周りに集まってくるのだ。 2017年(平成29年)、『蜜蜂と遠雷』で、第156回直木三十五賞、第14回本屋大賞を受賞した恩田陸の処女作『六番目…