おすすめ読書・書評・感想・ブックレビューブログ

年間100冊前後の読書を楽しんでいます。推理小説・恋愛小説・歴史小説・ビジネス書・ラノベなんでもあり。

上橋菜穂子

『狐笛のかなた』上橋菜穂子

桜の花びらが舞い散る野を、三匹の狐が春の陽に背を光らせながら、心地良げに駆けていった。 長らく短編集ばかり紹介してきましたが、今回はご紹介するのは久しぶりとなる長編作品です。 しかも和風ファンタジー。 『獣の奏者』以来の上橋菜穂子作品で、『狐…

『獣の奏者 Ⅰ 闘蛇編 ~ Ⅳ 完結編』上橋菜穂子

「涙は悲しみの汁だ。涙がどんどん流れでれば、哀しみも、それでだけ減っていくってもんさ。おまえを、そんなに哀しませていることも、やがては、忘れられるようになる」 『獣の奏者 Ⅰ 闘蛇編』から『獣の奏者 Ⅳ 完結編』までのシリーズ四作を読みました。 …