おすすめ読書・書評・感想・ブックレビューブログ

年間100冊前後の読書を楽しんでいます。推理小説・恋愛小説・歴史小説・ビジネス書・ラノベなんでもあり。

SF

『君の名残を』浅倉卓弥

――行けども悲しや行きやらぬ君の名残をいかにせん 新年初にして、久しぶりの記事です。 浅倉卓弥『君に名残を』。 映画『君の名は。』以後、一時タイムリープものに嵌まり、筒井康孝の『時をかける少女』や半村良『戦国自衛隊』、古典名作と言われる広瀬正『…

『雪月花黙示録』恩田陸

「行くわよ、フランシス」 「ええ、ジュヌヴィエーヴ」 「一回、こういうのやってみたかったのよね」 「月に代わっておしおきよ(二人でハモる)」 のっけから妙な会話を引用してしまいましたが。 映画公開でも話題になった『蜜蜂と遠雷』でお馴染み恩田陸さ…

『魔法使いの弟子たち』井上夢人

「あたし、自分が、なんで死ななかったんだろうって思うの。あんなにたくさんの人を殺して、どうしてあたしだけ死ななかったんだろう」 しばらく更新が途絶えていましたが、井上夢人『魔法使いの弟子たち』を読みました。 改めて説明する必要もないかもしれ…

『マイナス・ゼロ』広瀬正

「いちばん古いのがH・G・ウェルズの『タイム・マシン』ていう中篇、これはタイム・マシンが出てくるだけのクラシックだけど、ほかに、カッコいいタイム・マシン・パラドックスを扱ったのが、たくさんあるわよ」 SF小説の古典、広瀬正の『マイナス・ゼロ』で…

『ペンギン・ハイウェイ』森見登美彦

風が吹き渡ると、朝露にぬれた草がきらきら光った。キウキウキシキシと学校の床を鳴らすような音が聞こえてきた。広々とした空き地のまんなかにペンギンがたくさんいて、よちよちと歩きまわっているのだった。 『有頂天家族』、『四畳半神話大系』以来の森見…

『魔界都市〈新宿〉』菊地秀行

「魔界都市」とは何か? かつて、その名を「新宿」といった。 菊地秀行の『魔界都市〈新宿〉』なんてものを読んでみました。 この後膨大な作品を刊行する事になる菊地秀行の処女作であり、発行は1982年。 発行元である朝日ソノラマ社は今から十年以上前に廃…

『リライト』北条遥

「なあに、理屈なんてわからなくったっていいさ」 時をかける少女 〈新装版〉 (角川文庫) posted with ヨメレバ 筒井 康隆 角川書店 2006-05-25 Amazon 楽天ブックス なんで唐突に“時かけ”かというと、 〇〇〇〇〇〇版時かけ 時をかける少女オマージュ とい…