おすすめ読書・書評・感想・ブックレビューブログ

年間100冊前後の読書を楽しんでいます。推理小説・恋愛小説・歴史小説・ビジネス書・ラノベなんでもあり。

『三国志』吉川英治

 

「大事を済すには必ず人を以て本となす」

 

三国志全12巻+序。

2月末に読み始め、全て読み終わったのは11月の末。

なかなか長い戦いでした。

とはいえこればかり読んでいたわけではなく、リアルな本を読んでいる傍ら、空き時間にKindle電子書籍で読んでいた、というのが実情です。

 

2013年に吉川英治は没後50年を迎え、著作権フリー化しましたから。

三国志』だけではなく宮本武蔵等様々な本を無料で楽しむ事ができます。

ユーザーにとっては本当に素晴らしい時代です。

 

三国志については改めて説明する必要もないかと思うのでつらつらと脱線を続けますが、僕はそもそもほとんど理解がありませんでした。

中学校の頃の同級生が横山光輝版の項羽と劉邦や『三国志』を読んでいましたが、当時ほとんど興味無かったんですよねー。というか、歴史小説自体に興味がありませんでした。

ましてや中国の歴史なんて、と

 

封神演義藤崎竜の漫画の影響もあって、安能務版の原作もかなり読みましたけどね

 

裏切ったり裏切られたり。

劉備こそ義の人ですが、そのせいであまりにも愚かな目に遭ったり。

沢山の個性あふれる人々が運や天命としか言いようのない行動の末に成功と失敗を繰り返し……壮大な絵巻物ですね。

 

最初に書きましたけど今では無料で手軽に読めるようになりましたので、昔読んだという方も未読の方も、一度お試しになられてみてはいかがでしょう。