主人公……エリート中学生
一ノ瀬ヒカル……美少女(オカマ)
宮下まゆ……根暗(影のヒロイン)
山中作太郎……サル男
ブログ書こうと思って読書ノート開いたら↑↑↑だけ書いてありましたw
ある意味これだけで十分なのかも。
と言っても決して腐してるわけではありません。
笹生陽子さんは児童文学新人賞で文壇デビューした作家さん。
以前に紹介した森絵都さんと似たような雰囲気の作風です。
つまり、優しいのに上手い。
本作『楽園のつくりかた』もストーリー的にはとってもシンプル。
エリート中学生が転校したのは、塾もなく変な同級生しかいない田舎の学校。
同級生たちを見下し、反発を強める主人公だったけれど、やがて心を開くようになり……という児童文学そのものと言っても良いような少年の成長を描いた小説。
元々150ページしかない上、わかりやすいプロットと人物構成であっという間に読み終えてしまいます。
本作もまた、世の中に衝撃を与える程の話題作ではないかもしれません。
でも、読んだ後にほっこり良い気分になる良作です。